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SPROUT



    【アマチュア衛星運用】
    私たち(日本大学超小型人工衛星開発プロジェクトチーム)が開発した超小型人工衛星は,アップリンクに144MHz帯,ダウンリンクに430MHz帯のアマチュア無線周波数帯の利用いたします. 私たちは,以下のアマチュア運用計画に基づき,アマチュア無線ミッションの運用を進めていきます.

    【全体運用シーケンス】

    アマチュア無線ミッションですが,SPROUTの工学ミッションと並行して順次進めていければ思っています.平日は,主に工学ミッションデータのダウンリンクや各機能確認をさせていただき,休日(土日)は,アマチュア無線ミッションを受信,交信していただこうと考えております.ただ平日休日限らず,CW/FM運用でハウスキーピングデータのダウンリンクを行いますので,いつでも受信は行っていただけるようになります.


    全体運用シーケンスからみたアマチュア無線ミッションとしては,以下のように段階的に開放するスケジュールを計画しています.
    アマチュア無線開放フェーズ1
     デジトーカ,SSTVダウンリンクを実施致します.
    アマチュア無線開放フェーズ2
     音声・音声メッセージボックスアップリンク・ダウンリンクを実施致します.
    アマチュア無線開放フェーズ3
     地球撮影シャッターアップリンク,地球画像SSTVダウンリンクを実施致します.

    【受信の準備】
    まずは,SPROUTの電波(宇宙からの電波)を受信するためにはいくつかの事柄を知ってもらい,準備してもらう必要があります.知らなければいけないことは,SPROUTの発信している周波数と電波形式,SPROUTの運用モードとそのフォーマット(文法)です.準備しなければならないことは,受信,交信ができる無線設備(解析ソフトウェア,軌道ソフトウェアも含む)です.またアップリンクを行うにはアマチュア無線資格が必要になります.それを踏まえての難易度も表しました.ただし,ダウンリンクにはアマチュア無線資格は必要ありませんので,一般の方で受信をしてみたい!という方は以下のページを参考にしてください.(Google Chromeで文字化けする方は,「設定」よりエンコードを[Shift_JIS]に変更するか,Internet Explorerでアクセスしてみてください)


    入門者向け情報はこちらへ
    SPROUTの運用計画はこちらへ
    SPROUTのテレメトリフォーマットはこちらへ
    SPROUTの解析・軌道ソフトウェアはこちらへ
    日本大学地上局詳細はこちらへ
    500円八木アンテナの作り方はこちらへ

    【QSLカード】
    SPROUTは,CW,FM packet,SSTV,Digi-talker,Message box,ShutterSSTVと多くのモードで運用します.各モードの信号を受信していただいた方には,各運用モードでの受信記念にQSLカードを差し上げます.

    QSLカード詳細はこちらへ

    【CW】難易度:★
    SPROUTにはHKデータ(ハウスキーピングデータ.衛星の基本パラメータである電・ウ・竕キ度等)の送信機能が搭載されています.その中でもCW方式は,地上局でのデコード率がどの変調方式よりも高いため(雑音が電波に乗っていたとしても耳デコできるため),どのアマチュア衛星でも使用されています.CW運用は常に実施していますので,SPROUTの軌道情報から通過時刻,方角さえ事前に分かれば気軽に受信していただけます.

    ■ダウンリンク周波数:437.525MHz
    ■ダウンリンク電波形式:A1A
    ■送信出力:110mW
    ■プロトコル:モールス符号
    ■無線設備:ハンディ無線機(430MHz帯CW対応),手作り435MHz帯アンテナで受信ができます.通過時刻,方角が分かってさえいれば,最悪,PCは不要です.
    CWテレメトリフォーマットはこちらへ

    【FMパケット】難易度:★★
    SPROUTにはハウスキーピングデータ(衛星の基本パラメータである電圧や温度等)の送信機能が搭載されています.FMパケット方式は,CW方式より大量のデータをパケットという箱にいれてまとめて送信することができるため,画像データや各センサデータなどをダウンリンクする際に使用されています. FM運用も頻繁に実施していきます.

    ■ダウンリンク周波数:437.525MHz(冗長として437.600MHzでも可)
    ■ダウンリンク電波形式:F2D
    ■送信出力:450mW
    ■プロトコル:AX.25
    ■無線設備:ハンディ無線機(430MHz帯FM[ AFSK/GMSK] 対応),435MHz帯手作りアンテナで受信ができます.TNCに接続する必要があるため,PCは必要です.
    FMテレメトリフォーマットはこちらへ
    ダウンリンクソフトウェアはこちらへ

    【SSTV】難易度:★★
    SPROUTにはSSTVという画像データ送信機能が搭載されています. SSTVとはSlow Scan Television(低速度走査テレビジョン)の略称で,画像データを音声として送信することが出来るというものです.SSTVの特徴として,TNCなどの機器がなくても無線機とパソコンさえあれば,通信が可能であることが挙げられます. SSTV運用は土日に実施することを検討しています.MMSV等のフリーソフトを活用してもらい,受信していただくことになると思います.ロケットから宇宙に放出されてすぐに,地球撮影をしてSSTVでダウンリンクをしようと考えております.そのため,これが打ち上げ後最初のアマチュア無線運用となります.SPROUTのSSTV送信では,搭載カメラで撮影した写真を送る場合と,予めSPROUTのICに保存されている14枚の画像を送る場合の2種類の画像送信を考えています.後者の14枚の画像をコンプリートした方には,何か特典をお渡ししたいと検討しています.

    ■ダウンリンク周波数:437.600MHz
    ■ダウンリンク電波形式:F3F
    ■送信出力:450mW
    ■プロトコル:Sound
    ■無線設備:ハンディ無線機(430MHz帯SSTV信号対応),435MHz帯手作りアンテナで受信ができます.フリーソフト(MMSSTV)も活用するため,PCは必要です.
    FMテレメトリフォーマットはこちらへ
    ダウンリンクソフトウェアはこちらへ

    MMSSTVについて
    SPROUTからのSSTV信号を受信し画像に変換するためには,「MMSSTV」というソフトがお勧めです. SEEDSから送信する画像もMMSSTVを用いて音声化しています. MMSSTVは,いまや世界中でSSTVの標準ソフトとなっているフリーソフトで,パソコンのサウンドカードを利用するSSTV用通信ソフトです. Windows95, 98, 98SE, ME, NT, 2000, XP, Vista, 7 等で動作します.どなたでもダウンロード出来ます.

    MMSSTVについてはこちらへ
    MMSSTV画面
    MMSSTV受信画面

    【デジトーカ】難易度:★
    SPROUTには音声データ送信機能が搭載されています. デジトーカはSPROUTに予め録音したICを搭載して,音声信号をダウンリンクする運用です. デジトーカ運用も土日に実施することを検討しています.このデジトーカ音声内でQSLカードを入手するために必要な”キーワード”をアルファベットでお伝えしています.ぜひ音声データの受信にチャレンジしてお楽しみ下さい.

    ■ダウンリンク周波数:437.600MHz
    ■ダウンリンク電波形式:F3E
    ■送信出力:450mW
    ■プロトコル:Voice
    ■無線設備:ハンディ無線機(430MHz帯アナログ信号対応),435MHz帯手作りアンテナで受信はできます.

    【音声・文字メッセージボックス】難易度:★★★
    SPROUTには音声・文字のメッセージボックス機能が搭載されています. 音声・文字メッセージボックス運用も土日に実施することを検討していますが,この機能は無線家の方にアップリンクをしてもらうこととなるため,日本大学ではアマチュア無線資格と音声内容の確認をさせていただいた後,運用を実施していただくようなシステムを考えています.システム構築のための試験運用も全体運用の進捗に合わせ随時行う予定です.

    ■アップリンク周波数:VHF帯
    ■アップリンク電波形式:F2D
    ■ダウンリンク周波数:437.600MHz
    ■ダウンリンク電波形式:F3E(音声),F2D(文字)
    ■送信出力:450mW
    ■プロトコル:Sound/Voice/AX.25
    ■無線設備:送受信できる無線機(受信:430MHz帯,送信:144MHz帯,どちらもアナログ信号・FM対応),435MHz帯アンテナ,144MHz帯アンテナが必要です.専用のソフトウェアを配布する予定ですので,PCは必要です.
    ダウンリンク・アップリンクソフトウェアはこちらへ

    【カメラ撮影権の開放】難易度:★★★
    SPROUTのカメラには無線家専用シャッターコマンド機能が搭載されています. カメラのシャッターを自分できって,ダウンリンクができたら興奮すること間違いないです!SSTVでダウンリンクできます.こちらもメッセージボックス同じく,無線資格の確認をさせていただいた後,運用を実施していただ供養なシステムを考えております.システム構築のための試験運用も全体運用の進捗に合わせ随時行う予定です.

    ■アップリンク周波数:VHF帯
    ■アップリンク電波形式:F2D
    ■ダウンリンク周波数:437.600MHz
    ■ダウンリンク電波形式:F3F,F2D
    ■送信出力:450mW
    ■プロトコル:Sound/AX.25
    ■無線設備:送受信できる無線機(受信:430MHz帯SSTV信号対応,送信:144MHz帯FM対応),435MHz帯アンテナ,144MHz帯アンテナが必要です.専用のソフトウェアを配布する予定ですので,PCは必要です.
    ダウンリンク・アップリンクソフトウェアはこちらへ

    音声・文字メッセージボックスやカメラ撮影権の開放はあくまでも「衛星を制御するコマンド」には当たらないため,一般のアマチュア無線家の方にも利用していただくことが可能となっております.(5月17日更新)